英国の高級SUVメーカー、ランドローバーが9月29日、フランスで開幕したパリモーターショー16で初公開した新型『ディスカバリー』。同車に、クリーンディーゼルが設定される。
新型ディスカバリーのディーゼルエンジンは、「TD6」と呼ばれる3.0リットルV型6気筒ターボ。ジャガー・ランドローバーの主要車種に、幅広く搭載されているユニット。
新型ディスカバリーの場合、最大出力258ps、最大トルク61.2kgmを引き出す。61.2kgmの豊かな最大トルクは、ガソリンスーパーチャージャーの45.9kgmに、15.3kgmもの差を付ける。
このディーゼルは、シングルターボと摩擦を低減するセラミックボールベアリング技術を採用した高効率の設計が特徴。ランドローバーによると、あらゆる速度域でスムーズかつ瞬時のパワーを発揮するという。
トランスミッションは、ZF製の8速AT。駆動方式はフルタイム4WD。0-100km/h加速は8.1秒、最高速は209km/hと、ガソリンスーパーチャージャーの7.1秒、215km/hに対して、遜色ないパフォーマンスを持つ。
《text:森脇稔》