ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは9月29日、フランスで開幕したパリモーターショー16において、改良新型『911 GT3カップ』をワールドプレミアした。
同車は、『911 GT3』をベースに開発された競技専用車で2013年3月、スイスで開催されたジュネーブモーターショー13で発表。デビューから3年半が経過し、パリモーターショー16では、改良新型モデルが初公開されている。
外装は、市販車の改良新型『911』シリーズに準じた改良を実施。フロントに新デザインのバイキセノンヘッドライトやバンパー、LEDデイタイムランニングライトを採用。リアは、EDテールランプやバンパーが新しい。
従来の3.8リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンは、排気量を4.0リットルに拡大。最大出力は485ps/7500rpmと、従来比で25ps引き上げられた。最大トルクは48.9kgm/6250rpm。
ボディサイズは全長4564mm、全幅1980mm、全高1246mm、ホイールベース2456mm。トランスミッションは、パドルシフト付き6速シーケンシャル。車両重量は、およそ1200kgに抑えられている。
《text:森脇稔》