英国の高級車メーカー、ベントレーは9月上旬、『フライングスパーW12 S』を欧州で発表した。
同車は、ベントレー最速の4ドアモデルを目指して開発。『フライングスパーW12』をベースに、さらなる高性能を追求している。
そのハイライトは、6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジンの強化。各種のチューニングにより、最大出力は625psから635psへ、最大トルクは81.6kgmから83.6kgmへ、それぞれ10ps、2kgm強化された。83.6kgmもの強大なトルクは、2000rpmの低回転域から引き出される。
この結果、フライングスパーW12 Sは、0‐100km/h加速4.5秒、最高速325km/hの性能を実現。ベントレーの4ドアモデルとして、史上最速のパフォーマンスを手に入れた。
内外装は、ダーク仕上げのフロントグリルなど、専用の仕上げ。サスペンションも専用にチューニングされており、快適性を保ちながら、ハンドリング性能が高められている。
《text:森脇稔》