メルセデスベンツの高性能車部門、メルセデスAMGが開発した新型スポーツカー、『メルセデスAMG GT』。同車に、新グレードが追加されることが確定した。
これは、メルセデスベンツを擁するドイツの自動車大手、ダイムラーが決算発表の場において明らかにしたもの。「2017年、メルセデスAMG GT に「C」を設定する」と発表している。
クーペボディのメルセデスAMG GTの「S」グレードでは、直噴4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンが、最大出力510hp/6250rpm、最大トルク66.3kgm/1750-4750rpmを発生。0-100km/h加速3.8秒、最高速310km/hの優れたパフォーマンスを実現した。
一方、最強グレードのメルセデス『AMG GT R』では、ブースト圧を変更した新しいターボチャージャーの採用をはじめ、吸排気系やエンジンコンピュータなどをチューニング。この結果、最大出力は585hp/6250rpm、最大トルクは71.4gm/1900-5500rpmを獲得。これは、ベース車両の『メルセデスAMG GT S』と比較すると、75hp、5.1kgmの強化にあたる。
2017年に設定される「C」グレードの詳細は、現時点では不明。「S」と「R」の中間グレードになるとの情報もある。なお、クーペとロードスターの両ボディに、「C」グレードが設定される。
《text:森脇稔》