米国の自動車最大手、GMの高級車ブランド、キャデラックが8月18日、米国カリフォルニア州で開幕した「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で初公開した『エスカーラ コンセプト』。キャデラックの次世代デザインを提示した1台となる。
全長は5347mmと、現行キャデラック最大サイズのエスカーラ コンセプト。フロントマスクは、キャデラックがこれまで採用してきた表情を進化させているのが目を引く。キャデラックによると、近い将来に発表される市販車から、この新しいデザインが導入される予定だという。
新しいフロントマスクは、1948年から受け継がれているキャデラック独自の縦型ライトに、新たなアレンジを加えたのが特徴。有機LED(OLED)を採用したライトは、さらにスリムで奥行きのある仕上がり。昼夜を問わずワイルドなルックスを演出する。
また、フロントグリルは、立体的で精緻なデザイン。足元は、2レイヤースポークの22インチホイールで引き締められた。
キャデラックのグローバルデザイン部門のアンドリュー・スミス エグゼクティブディレクターは、「エスカーラ コンセプトは、キャデラックが今後どのようなデザインで、アメリカらしさとキャデラックの個性を打ち出していくのかを伝える役割を担う。エスカーラは乗る人を十分に納得させことのできる、個性豊かなモデルであり、爽快なドライビング体験をもたらす」と語っている。
《text:森脇稔》