FCAジャパンは、『アバルト 124スパイダー』を千葉市にある幕張メッセで開催中のオートモビル カウンシルで一般公開するとともに、10月8日から販売を開始すると発表した。価格は388万8000~399万6000円。
FCAでアバルトのデザインヘッドを務めるルーベン・ワインバーグ氏は8月5日のプレスカンファレンスでアバルト 124 スパイダーについて「これまでのモデルと同様に最新の注意を払い、細部がアバルトの過去、現在、そして未来へとつながっている」と紹介。
具体的には「124スパイダ―の特色だったサイドシルエットがモダンアレンジされている。またドライビングポジションを後ろに下げることで車体の重量バランスをとり、フェンダーアーチの美しさを際立たせている」とした。
またフロントデザインに関しては「124スパイダーの伝統を確かに受け継ぐ幅広の六角グリル。蜂の巣のデザインのエアインテーク3か所、怒ったようなヘッドライト、エンジンフードに2本のふくらみがある」と説明。
さらに「リアデザインは横に細長い角型テールランプと後方にすっと伸びたテールラインはトランク容量を確保するとともに、低くワイドなプロポーションを印象付けている。リアデザインの最大の特徴は4本出しマフラー。これらはいくつものプロジェクトの企画を通してたどり着いた経験を形にしたもの」と述べた。
《text:小松哲也》