アクセスランキング

【カーオーディオ・インストール雑学】パート3「アウターバッフル」#01 概要編

カーオーディオカーオーディオ特集記事

アウターバッフルの例。全 1 枚写真をすべて見る

カーオーディオの“取り付け”にまつわるさまざまなウンチクをご紹介しながら、カーオーディオの面白さを浮き彫りにしている当コーナー。今月のテーマは「アウターバッフル」だ。第1回目となる今週は、「アウターバッフル」とは何なのか、その概要を解説していく。

結論から入りたい。「アウターバッフル」とは、ドアに取り付けるスピーカーの装着スタイルの名称であり、ズバリ、“スピーカーを内張りパネル面に出す取り付け方法”のことを指している。

ちなみに“バッフル”とは、スピーカーの裏側から出る音を遮る役目をする板のことである。そして、スピーカーの取り付け面は、“バッフル面”と呼ばれたりする。

「アウターバッフル」においては、ドアパネル面が“バッフル面”となる。つまり、「取り付け面がパネルの外側にある」状態となる。その状態を指してこれを、「アウターバッフル」と称している、というわけなのだ。

「アウターバッフル」は、加工に手間が掛かる。内張りパネルを切り取る必要があるからだ。工賃もかさむこととなるので、なかなかにハードルの高い取り付け方法と言える。しかしながら、音質向上には相当に効く。スピーカーから発せられる音が、ロスなく、ダイレクトに車室内に届けられるからである。

対して、スピーカーをドアパネル内に収める取り付け方においては、スピーカーから発せられる音が、大なり小なり、内張りパネル内に入り込んでしまう。その分、情報量のロスが生じることとなる。さらには、音が内張りパネル内に入り込むことで、パネルをビビらせることもある。

「アウターバッフル」にすれば、それらのネガティブな事柄を排除できるのである。音にこだわろうとするならば、「アウターバッフル」は絶対的に有利なのである。

概要は以上だ。次週は「アウターバッフル」が、どのような構造となっているのかについて解説していく。お楽しみに。

《text:太田祥三》

関連記事

  1. 【カーオーディオ・インストール雑学】パート2「インナーバッフル」#03 “形”について

    カーオーディオ特集記事
  2. 【カーオーディオ・インストール雑学】パート2「インナーバッフル」#02 “音響パーツとしての役割”について

    カーオーディオ特集記事
  3. 【カーオーディオ・インストール雑学】パート2「インナーバッフル」#01

    カーオーディオ特集記事
  4. 【カーオーディオ・インストール雑学】パート1「インストール」という言葉の意味を考える

    カーオーディオ特集記事

編集部ピックアップ

TOP