ルノー・ジャポンが発表した『トゥインゴ』の価格は189万円からと、200万円を大きく下回る設定が重要だったという。
そう話すのは、同社マーケティング部マネージャーのフレデリック・ブレン氏だ。この189万円の車両は、ルノーモデルの上級グレードを指す「インテンス」だ。従って15インチのアロイホイールやオートエアコン、レザーステアリング、クルーズコントロール、フォグランプなどが装備される。
ブレン氏は、「更にインパクトのあるものが欲しかったので、限定車として50台だが169万円で『サンクS』を導入(すでに完売)した」。この限定車は1リットルNAの5速マニュアル仕様で、「輸入車のエントリーモデル、また、ルノーのエントリーモデルとしても位置付けられる」という。この価格も、「170万円を切ることで、込々でも200万円を下回ることを意識。その結果、これで日本車からも移行しやすく注目を集まるだろう」と述べる。
今後のマニュアル車導入はどう考えているのか。ブレン氏は、「値段をキープ出来るかどうかはわからないが、この1リットルNA5速マニュアルは必要なグレードなので、導入は前向きに検討している」とコメント。
ルノー・ジャポンのマニュアルミッションへの考えは、「スポーツカーにはよくある仕様だが、それだけではなく、エントリーモデルとして手頃な価格で簡単に買える安いクルマとして考えている」とし、「『カングー』や『ルーテシア』と同様、導入されれば10%から20%の割合になるだろう」と語った。
《text:内田俊一》