日産自動車は7月13日、高速道路の単一車線での自動運転技術を8月下旬発売予定の次期型『セレナ』に初搭載すると発表した。日産の中村公泰副社長は横浜市にある本社で会見し、同技術搭載モデルを300万円を下回る価格で販売することを明らかにした。
中村社長は「2010年に発売した現行モデルはエマージェンシーブレーキの標準採用など先進技術を積極的に採用してきた。新型ではその強みに磨きをかけるべく、日産として自動運転技術『プロパイロット』を初採用している」と紹介。
その上で「高速道路の単一車線で使える自動運転技術で、これから始まる夏休みに家族皆さんで遠出をする際などに、まさにぴったりの技術。できるだけ多くの皆さんに、この技術をお使い頂くべく、プロパイロット搭載車でも300万円を切る戦略的な価格設定を計画している」と述べた。
《text:小松哲也》