欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループ。同社が傘下のポルシェに、V型8気筒エンジンの生産を集約することが分かった。
これは7月8日、ポルシェ取締役会のオリバー・ブルーメ会長が、ドイツの新エンジン工場の開所式において明らかにしたもの。同会長は、「今後、シュトゥットガルトのツッフェンハウゼン工場において、フォルクスワーゲングループの全ブランドのV型8気筒エンジンを生産していく計画だ」と発表している。
フォルクスワーゲングループ傘下で、V型8気筒エンジン搭載車を用意しているのは、ポルシェをはじめ、フォルクスワーゲン乗用車、アウディ、ベントレーがある。
今後、これらの高級車ブランドのV型8気筒エンジンの生産は、ポルシェのシュトゥットガルト・ツッフェンハウゼン工場に集約されることになる。
ポルシェ取締役会のオリバー・ブルーメ会長は、「ポルシェの新エンジン工場が、フォルクスワーゲングループ内で、シナジー効果を発揮するだろう」とコメントしている。
《text:森脇稔》