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カーオーディオ環境の性能向上に。フェリソニ制振材 DM-0.2新発売

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画期的なチューニング素材でデビュー。カーオーディオ専用C-1&C-2を開発/販売するフェリースソニードから新しい制振材「フェリソニDM-0.2」が発売されたのでご紹介しよう。

「フェリソニDM-0.2」をご紹介する前にデビュー作であるC-1&C-2をかいつまんでご説明したい。カーオーディオ専用として開発されたC-1&C-2は、かつてない製法による特殊なウレタン材に撥水加工と強力な粘着面を持たせた高性能吸音材。ドアアウターパネル(鉄板/外板)に使用することでスピーカーの能力を飛躍的に高めることができる。ちょっと想像してほしいのだが、ドア内部のスピーカー(ミッドバスユニット)は、車内に放出されると音と同時にユニット背面からも音が出ている。背面から出ている逆相音は、ユニットの後ろにあるアウターパネル(鉄板外板)に反射、再び振動板に向かって戻ってくる。反射してきた音がそのまま振動板(コーン部)を通り抜けて前面から放出。正相と逆相による音波の打ち消し合いを起こし本来の音楽信号(コーン部/前面で作り出す再生音)を歪んだものとしている。この問題をクリアするため、ユニット背後部の低域処理に優れたデッドニング材が研究され、結果C-1が生まれた経緯がある。
C-1&C-2は200Hzという低い周波数から20%以上の吸音特性を発揮。315Hz~上は50%から100%に近い優れた吸音効果がある。他社と比較した場合、幅の広い音域に対して強力に吸音するため、本来の音楽信号の純粋な正音再生が得られるという。

前置きが長くなってしまったが、今回、発売された「フェリソニDM-0.2」はカー用として実車研究をかさねて生まれた高性能デッドニング制振材だ。強力な制振性能に加え、音をさえぎる遮音性にも優れている。サービスホールから漏れる音はこれで、きっちりとシャットアウトするべきで、スピーカーの性能自体もアップ。環境が良好になることで正規の音圧の確保。音調面では分解能の向上及び of(最低共振周波数)が改善され、低音域の音階がハッキリと聞き取れるようになる。
一般的な制振材では、拘束材(アルミシートなど)を使って制振性を確保するものが大半であるが、「フェリソニDM-0.2」は拘束材なしで十分な制振確保に成功。プレーンな素材構造により、内張のドリンクホルダーの窪み(凹)など、ドアインナーパネルにくいこんでいる形状の場所でもDM-0.2をヒートガン(ドライヤー)で温めて引き延ばすことでインナーパネルにフィットさせて貼り付けることができる。2mmと厚めであるが、しなやかさがあるので使いやすい制振材だ。

最後に制振材と上手く付き合ってほしい。制振とはスピーカー自体が音を発するとき、共振する部分、振動を効果的に抑える対処法。たとえば鉄板固有の響きや振動を吸収する。「フェリソニDM-0.2」は遮音効果にも優れているのでドア/デッドニングにもってこいである。

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製品: DM-0.2
サイズ: 縦420mm×横620mm×厚み2mm (裏面粘着加工)
2枚入り ¥9,000- (税別)
10枚入り ¥44,000-(税別)
20枚入り ¥86,000-(税別)

《text:永松巌》

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