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【スピーカー交換のススメ】スーパーハイエンドモデル RS Mastar 3の血統を受け継ぐ RS Revelation 165-3wayをチェック!

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【スピーカー交換のススメ】スーパーハイエンドモデル RS Mastar 3の血統を受け継ぐ RS Revelation 165-3wayをチェック!全 1 枚写真をすべて見る

芸術・学問の中心として栄えたドイツの首都ベルリンを本拠地とするRS Audioはハイエンドオーディオ機器の研究開発を行うファクトリーとして1999年に創業。

主宰者、ロベルト・スカラブリーノ氏率いる同社は自社開発にこだわると同時に、信頼できる外部の専門家や経験豊かなエンジニアの技術を取り入れ、高品位なスピーカー、パワーアンプを世に送り出している。「精度を追い込める質の高い素材を吟味し、精密で精確な製品のみを製造」という理念のもとに、細心の注意を払いひとつひとつ端正込めて作られているのだ。代表ロベルト・スカラブリーノ氏は2013年5月に来日。マイカーライフ取材に快く受けてくれた。バックナンバーの記事をご覧いただきたい。当初、スピーカーメーカーとして立ち上げたきっかけは、納得できる製品に巡り会えなかったからだという。海外メーカーは志しをもって起業するエンジニアが非常に多い。

さて、イースコーポレーションが取り扱うコンポーネントスピーカーは次の通り。RS Revelation 165-3way及びACTIVE、165-2way。RS Master 3way(受注生産)及びMaster 2way。各種ユニット。ほかRS Revelation HAC 5cm口径のワイドレンジコーン・トゥイーター。サブウーファーは、RS A 12DVC、10DVC、RS Master 12(受注生産)をデリバリー。昨年、待望のRS Revelation Amplifier 2機種(A20&A40)と専用オーディオレギュレーター(R130)が発売された。こちらのパワーアンプは折を見てご紹介したい。

スーパーハイエンドモデル RS Mastar 3の血統を受け継ぐ3ウェイコンポーネントスピーカー RS Revelation 165-3 をピックアップしよう。

フラッグシップモデル RS Master 3 の開発で培った技術を投入することでスピード感溢れる 同社ならではの高解像度なサウンドを継承しながらもコストダウンを図り、より身近になったハイエンド3ウェイスピーカーが、RS Revelation165-3。同社が唱えるスピーカーづくりの設計思想である「音に一切のカラーレーションを与えることなく、音そのものを再現する」というポリシーに基づいて設計が行われている。底歪み、高いダイナミックレンジ、ワイドレンジ、過渡特性に優れたスペックを有する。トゥイーターは26mm口径のシルクドーム型。ミッドレンジは87mm口径で不要共振を効果的に制御するアルミダイキャストのバスケットを採用。振動板素材にセルロールに特殊コーティング処理を施し、耐候性、耐入力を両立させたクロス(織布)サラウンドが用いられている。165mmサイズのミッドバスの振動板には超軽量・高剛性に優れたカーボンファイバーを使用。ミッドレンジと同様のアルミダイキャストのバスケット採用し、大型フェライトマグネットによる強力な磁気回路を搭載。なお同梱のパッシブネットワークは、ホームオーディオで人気の高いドイツ製、ムンドルフ社のコンデンサー、空芯タイプの音質劣化の少ない高品位なコイルが用いられている。

RS Revelation 165 2ウェイと3ウェイの選択は取り付ける場所、取り付けノウハウ、サウンド創りと簡単に前者、後者を選ぶのことは難しい。2ウェイ、3ウェイともにメリット、デメリットがあるからだ。しかし3ウェイ構成は低域から中域、中域から高域と、受け渡す大切な中音域の情報をスポイルすることなく豊かに鳴らす。音場構築にも有効的だ。ミッドレンジ・ユニットはバックチャンバー(エンクロージャー)を用いることで性能をアキュレートに追い込むことができる。RS Revelation 165のミッドバス、ミッドレンジともに高剛性に優れた軽量素材の振動板を採用。この軽量の良さが底歪、ダイナミックレンジ、ワイドレンジ再生のメリットにつながると推測する。高いダンピングファクター、過渡特性に秀逸な高性能パワーアンプで駆動してほしい。最後にRS Revelation Amplifierとの組み合わせで聴いてみたくなった。ベストなパワーアンプとして開発されことに間違いはないだろう。

《text:永松巌》

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