米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズの主力EV、『モデルS』。同車が世界一過酷なヒルクライムレース、パイクスピーク国際ヒルクライムに参戦する。
パイクスピーク国際ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで、1916年から開催されており、世界で最も有名なヒルクライムレース。競技は全長20kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2800mで、ゴール地点が4300m。標高差1500m、コーナー数156、ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、パワーが約30%ダウンするという過酷なモータースポーツ。
6月に開催される今年のパイクスピーク国際ヒルクライムに、テスラモデルSで参戦するのは、米国フロリダ州在住のBlake Fuller氏。2016年モデルのモデルS 「P90D」グレードで参戦する。
P90Dは、モデルSの最高峰グレード。モーターは前後に搭載され、4輪を駆動。パワーはフロントモーターとリアモーター合わせて、532hpと非常に強力。この効果で、0-96km/h加速2.8秒、最高速250km/hの優れたパフォーマンスを発揮する。
Blake Fuller氏は、このモデルSで、量産EV無改造クラス優勝を目指す。
《text:森脇稔》