欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは4月18日、中国で4月25日に開幕する北京モーターショー16において、新たなSUVコンセプトカーを初公開すると発表した。
このSUVコンセプトカーは、フォルクスワーゲンの次世代の大型SUVを示唆した1台。同社によると、大型SUVのデザインに、新しいスポーティさやエレガントさを表現するという。
インテリアには、フォルクスワーゲンが推進する最新のデジタル化の成果を披露する予定。乗員がリラックスできるリビングのような空間を演出する。
パワートレインは、PHV(プラグインハイブリッド)。エンジンとモーターを合わせたPHVシステムトータルで、最大出力380hp、最大トルク71.4kgmを引き出す。0-100km/h加速は6秒、最高速は224km/hの性能を備える。
また、EVモードでは、最大50kmのゼロエミッション走行が可能。この効果もあって、欧州複合モード燃費は33.3km/リットルと、優れた環境性能を実現している。
なお、現時点では、車名や画像は公開されていない。フォルクスワーゲンのPHVのSUVコンセプトといえば2013年1月、デトロイトモーターショー13で初公開された『クロスブルーSUV』がある。
《text:森脇稔》