日産自動車の中国現地子会社、日産(中国)投資有限公司は3月29日、中国で4月25日に開幕する北京モーターショー16に、新型『マキシマ』を出展すると発表した。
新型マキシマは2015年4月、ニューヨークモーターショー15で発表。マキシマは、日産の米国市場における最上級セダン。8世代目となる新型も、先代同様、「4ドアスポーツカー」をテーマに開発。現行型に対して、さらにシャシーを強化した。
VQ型3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンは、部品の60%以上を刷新。最大出力は300hpを獲得する。同時に、高速走行時の燃費は、15%の改善を果たす。トランスミッションは、「エクストロニックCVT」。
日産は北京モーターショー16に、新型マキシマを出展する計画。これは、「高品質かつエキサイティングな商品を中国市場に導入する」という日産のコミットメントに沿ったもの。日産によると、新型マキシマの洗練されたスポーツカーのようなスタイリングや高い走行性能、セグメントをリードする先進技術が、とくに中国のヤングエリートから注目を集めているという。
新型マキシマは、中国の中大型セダンセグメントにおいて、新たなスタンダートモデルになることを狙う。新型マキシマは、ドライビングプレジャーを提供するのみでなく、セーフティ機能を多く搭載。さらに、ラグジュアリーモデルにふさわしい高級感あるインテリアも備える。
日産は、「中国でも、若者をターゲットにした東風日産のヤング日産戦略を強化するモデルとして、新型マキシマが販売に寄与するだろう」とコメントしている。
《text:森脇稔》