ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラが3月23日、米国で開幕したニューヨークモーターショー16で初公開した『MDX』の2017年モデル。ハイブリッドの新設定だけでなく、ガソリン車も進化している。
2017年モデルでは、ハイブリッドを含めた全車が、外観を大幅に変更。2016年1月、デトロイトモーターショー16でワールドプレミアしたコンセプカー、アキュラ『プレシジョン コンセプト』で提示したデザインを市販車に初採用し、表情を一新させた。
大型のダイヤモンドペンタゴングリルをはじめ、スポーティさを強調するシャープなフロントフェイスが特徴。ラグジュアリーSUVにふさわしい、より一層洗練されたデザインに進化した。
また、2017年モデルでは、アキュラ車として初めて、全グレードに先進の安全運転支援システム、「アキュラ ウォッチ」を標準装備。安全性能を引き上げた。パワートレインは、直噴3.5リットルV型6気筒ガソリン「i-VTEC」エンジンに、9速ATを組み合わせる。
2017年モデルは北米市場において、ガソリン車を今夏、発売する予定。生産は、米国アラバマ工場と2017年初頭からはオハイオ州のイーストリバティ工場でも行う。アキュラは、「3列シートのラグジュアリーSUVとして、米国での販売台数第1位を誇る」と自信を示している。
《text:森脇稔》