親子へ「スマホマナーやトラブル回避術」を楽しく伝える啓蒙活動を行っているKUROCK NETWORKが30代・40代の男女330人を対象に行った「大人から見た子どものスマホ利用に関する意識調査」の結果、80.3%が子どものスマホ利用に不安を感じていることが明らかになった。
「大人から見た子どものスマホ利用に関する意識調査」は、KUROCK NETWORKが30代・40代の男女330人を対象にインターネット調査にて行ったもの。調査期間は3月1日~3日。子どもが初めてスマートフォンを買ってもらう機会の増える春休みの時期を前に、子どものスマホ利用に関してアンケートを実施した。
調査の結果、80.3%が子どものスマホ利用に「不安を感じている」と回答。どのようなところで不安を感じるかとの問いには、1位「スマホの使い過ぎ(スマホ依存)」34.2%、2位「LINEやSNSによるいじめ・友人間トラブル」27.9%、3位「知らない人に個人情報を教えてしまう」10.6%、4位「ゲームなどの高額課金請求」6.1%といった項目があがり、マスコミやニュースでも問題となっている事象に対し不安を持っていることが明らかになった。
また、スマホの危険性を子どもに正しく教えられるかとの問いには、67.3%が「正しく教えられない」と回答。32.7%は「正しく教えられる」と答えたが、7割に近い68.2%は子どもたちが使っている「TL(タイムラインの略)」「個チャ(個人チャットの略)」「OC(おいしいですの略)」といったLINE用語がまったくわからない状態だった。
自身のスマホ利用に関しては、7.6%が「かなり依存している」、31.5%が「やや依存している」と回答。5人に2人が自身のスマホ依存を自覚している結果となった。
KUROCK NETWORKでは、子どもたちが安全にスマートフォンを利用するために必要な知識について楽しみながら学べる書籍「スマート本 スマホについてラップした本」を発売しているほか、「スマート本」公式サイトにてムービーを公開するなどして啓蒙活動を行っている。
《text:畑山望》