米国の自動車大手、フォードモーターは3月1日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー16において、フォード『フィエスタST 200』を初公開した。
同車は、2013年に欧州市場に投入されたフィエスタ STの改良モデル。フォードモーターは、フォード『フォーカス』の高性能車として、『フォーカス ST』を設定。これに続いて、フォーカスの弟分のフィエスタにも、「ST」が用意された。
フィエスタST 200では、エンジンのパワーアップを実施。直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ、「エコブースト」は、最大出力200ps、最大トルク29.6kgmを引き出す。
これは、従来のフィエスタ ST(欧州仕様)に対して、最大出力は10%に相当する15ps、最大トルクは20%に相当する3kgmの向上。0‐100km/h加速は6.7秒、最高速230km/hのパフォーマンスを実現した。
パワーアップに対応して、サスペンションやブレーキを強化。内外装にもSTグレードに相応しい、スポーティな仕上げが施されている。
《text:森脇稔》