今月の当コーナーは、洗車における「やり残し厳禁な重要箇所のケア」をテーマに、それぞれをピカピカに仕上げることができる便利アイテムをご紹介していく。第1回目となる当回は、「ホイール」のクリーニングに力を発揮する、実力派ケミカルをピックアップする。
ボディをピカピカに磨き上げても、○○が汚れていたら締まらない…、という箇所の代表格と言えば、「ホイール」だろう。
「ホイール」はドレスアップパーツでもあるのだが、にも関わらず、クルマの中でもっとも汚れやすい場所でもある。汚れる原因の最たるものは、“ブレーキダスト”。そしてこれが結構頑固。シャンプー洗車だけではなかなか落とし切れない…。
それをそのまま放置しておくのは、もちろNGだ。腐食の原因になりかねないし、全体の見た目にも大きくマイナスとなるからだ。
というわけで「ホイール」は、専用ケミカルで対処しよう。例えばどのようなアイテムがあるかというと…。
最初にご紹介するのは[写真01]の、カーメイト『ブレーキダストクリーナー・マグナショット』(品番:PS60、価格:オープン)。
当アイテムは、とにかく洗浄能力が強力。化学反応の力で、頑固なブレーキダストを一網打尽に分解、洗浄可能なのだ。使い方も簡単だ。水をかけたホイールにスプレーして2、3分放置し、特に汚れている部分をスポンジ等でこすり、後は十分に水で流せば終了だ。
ちなみに当アイテムは、化学反応系のホイールクリーナーの元祖でもある。シリーズ初代アイテムの登場は1996年。以来、多くのユーザーに愛用され続けてきた、ロングセラーシリーズなのである。実力は確かだ。
次にご紹介するのは、[写真02]の、シュアラスター『ホイールクリーナー』(品番:S-65、価格:オープン)。
こちらは、化学反応系ではなく、豊かな泡で汚れを包み込んで落とすタイプ。化学反応タイプのニオイが苦手という方にはこちらがおすすめだ。コンパウンドも不使用なので、ホイールにも優しい。
なお当製品には、スポンジブラシも付属している。これがまた、ホイールナットやスポーク等々を洗いやすいと評判。洗車のことを知り尽くしているシュアラスターならではの実用ツールと言えそうだ。ブラシを含めての総合力の高さが光る。
最後にご紹介するのは[写真03]の、オカモト産業『SONAX ホイールコーティング』(品番:436300、価格:オープン)。
こちらは、ホイール専用のコーティング剤。洗浄し、乾燥させたホイールにスプレーし、1時間以上乾燥させればホイールのコーティングが完了するという便利アイテムだ。
特長は、その超撥水効果。施工後に“ナノシールド被膜”が表面に形成されるのだが、この被膜は蓮の葉の表面と同様な突起構造を持っていて、これにより水や汚れがはじき返される。
ホイールをキレイにしたら、汚れにくくすることもとても重要だ。汚れからホイールをガードしたいと考えるならば、当品を要チェック。
さて次回は、タイヤのケアについて考えていく。次回もお読み逃しなく。
《text:太田祥三》