英国の高級スポーツカーメーカー、マクラーレンオートモーティブは2月17日、スイスで3月に開幕されるジュネーブモーターショー16において、マクラーレン『P1』の最新「MSO」仕様を初公開すると発表した。
2011年に設立されたMSOは、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズを意味する。個性的な1台を求める顧客の要望に応じて、細かいカスタマイズを手がける部門が、MSOとなる。
ジュネーブモーターショー16で初公開されるマクラーレンP1の最新MSOは、ワンオフモデル。同社のラインナップの頂点に立つプラグインハイブリッド(PHV)スーパーカーのP1は2015年12月、限定375台の生産を終了している。
P1の最新MSOは、「カーボンファイバー」がテーマ。カーボンファイバー製ボディが引き立つよう、「Lio Blue」と呼ばれるティンティッドブルークリアでコーティング。さらに、ボディカラーはスターリンググレーと命名されたグロスカーボンファイバーを用いたメタリック塗装で仕上げた。
ホイールも、グロスブラックで塗装。インテリアには、カーボンブラック仕上げのアルカンターラで、ブルーのステッチを添えた。リアのエンジン周辺には、24金の熱シールドを採用。これは、1990年代のスーパーカー、マクラーレン『F1』と同じ手法だ。
《text:森脇稔》