BMWグループのMINIは1月下旬、欧州向けの新型『クラブマン』に「オール4」を設定すると発表した。
同車はMINIのCセグメント車としては、初の4WD車。すでにMINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』)にオール4が用意されているが、今度は新型クラブマンにオール4を拡大展開する。
新型クラブマン用のオール4は、新開発の4WDシステム。MINIは新型クラブマンのために専用開発を行い、ハンドリングのスポーティ性や、日常的な使い勝手を高めている。
この4WDシステムは、路面の状態や走行状況に応じて、前後アクスルに最適な駆動トルクを配分。MINIによると、従来よりも軽量コンパクト化することにより、FF車とほぼ変わらない燃費とCO2性能を実現しているという。
MINIは欧州仕様の新型クラブマンで、ガソリンの「クーパーS」とディーゼルの「クーパーSD」にオール4を設定。欧州では4月から、販売を開始する。
《text:森脇稔》