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【シネマVOYAGE】くまの“パディントン”とロンドンでファンタジックな旅

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『パディントン』(C) 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington BearTM, PaddingtonTM AND PBTM are trademarks of Paddington and Company Limited全 21 枚写真をすべて見る

くまのパディントンの名前の由来は、ロンドンのパディントン駅で一匹のクマがブランウン一家と出会ったことですが、そもそもパディントンが生まれたきっかけは、原作者のマイケル・ボンドさんがクリスマス・イブに妻へのプレゼントでクマのぬいぐるみを買ったことでした。そして、パディントン駅の近くに住んでいたことからそのぬいぐるみにパディントンと名づけ、お話が生まれたというわけです。

パディントンが探している探検家を一緒に探してくれる優しいブラウン夫人、ちょっぴり心配性のブラウンさん、彼らの娘のジュディと息子のジョナサン、ブランウン家の家政婦役のバードさん、彼らと過ごす日々はごくふつうの日常ですが、ペルーからやって来たパディントンにとっては何もかもが新鮮! まるでパディントンと一緒にロンドンの街を観光している気分になります。

パディントンが訪れるスポット、映画に登場するメインスポットは──まずはパディントンとブラウン一家が出会うパディントン駅。この駅が完成したのは1854年。ふつうなら建物が古くなると新しく建て替えたりするものですが、このパディントン駅の3連からなる半円形のガラス屋根は19世紀当時のままだそうです。駅構内にはもちろんパディントンの銅像があります!

ほかには『ノッティングヒルの恋人』の舞台にもなっているポートベローマーケット、パディントンが雨宿りをするバッキンガム宮殿、ニコールキッドマンの演じるミリセントが勤めている自然史博物館など。また、ブラウン一家が住んでいるのはウィンザーガーデン32番地ですが、これは実在しない場所。撮影は高級住宅地プリムローズヒルのチャルコットクレセント通りで行われたそうです。

パディントンゆかりの地をめぐるロンドンの旅は、もしかするとパディントンが歩いているかもしれない…と想像してしまう、リアルだけれどどこかファンタジックな旅になりそうです。(text:Rie Shintani)

《text:text:Rie Shintani》

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