イタリアの高級スポーツカー、フェラーリは1月12日、ベルギーで開幕したブリュッセルモーターショー16において、『カリフォルニアT』の最新テーラーメイドプログラム車を初公開した。
テーラーメイドは、顧客のユニークな個性とテイストを車両に反映することを目的に、フェラーリが用意しているパーソナライゼーション・プログラムの名称。フェラーリは世界市場で、カスタマイズ事業に力を注いでいる。
ブリュッセルモーターショー16で初公開されたのは、カリフォルニアTの最新テーラーメイド。ジミ・ブルーニ、アレッサンドロ・ピエル・グイディ、プジン・ラトゥーラス、ステファン・レメレット選手らがステアリングホイールを握り、2015年スパ・フランコルシャン24時間レースのプロ・アマカップ・クラス優勝を飾った『458 GT3』に敬意を表して開発された。
ボディカラーは458 GT3 と同じレッド、ブルー、ホワイトのレーシングストライプを配したロッソ・コルサで塗装。また、ホイールエッジのイエローとドアハンドル上のイエローの矢印も特徴となる。
室内は458 GT3をモチーフに、ステアリングホイールをレーシングカー由来のアルカンターラとし、マットブラックのカーボンファイバートリムも採用。トランクライニングをはじめ、カーペットおよびフロアマットは、3D表面仕上げを施したスーパーファブリックと呼ばれる丈夫な防弾素材を採用。フットスペースは、ブラックアルミニウム仕上げとした。アルカンターラトリムのシートは、ホールド性の極めて高いファブリックインサートを使用している。
《text:森脇稔》