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【ホンダ CR-Z 試乗】マイナーチェンジでクルマとして一歩前進…諸星陽一

自動車試乗記

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デビュー後、2度目となるマイナーチェンジを行った『CR-Z』は総合性能をアップ。クルマとして一歩前進した様子を見せた。

今回のマイナーチェンジでは、リヤトレッドを10mm拡大、それにともないリヤフェンダーなども変更された。

リヤトレッドの拡大はホイールやハブの変更と言った手法ではなく、サスペションの見直しから行われたもの。つまり、設計変更とも言える大幅な変更で、走りに与える影響は大きい。

CR-Zは2012年にマイナーチェンジを受け、モーター出力などを向上したが、足まわり関係は大きく変更されていなかった。今回のトレッド拡大によって、走りにはしっとりとした安定感が生まれたのが大きな特徴。マイチェン前はステアリングを切ると、クィクィ曲がっていくいかにもスポーツカーらしい動きだったが、今度の足まわりはグイッと路面をつかむ安定指向のもの。

さらに乗り心地も向上され、しっかりとサスペションが動き、路面の乱れを吸収してくれる。ブレーキサイズがアップされたことで制動力がアップしているが、ブレーキペダルを少し踏んだときの扱いやすさが向上していることがうれしい。また、アクティブノイズコントローラーにより静粛性も向上されている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《text:諸星陽一》

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