スズキは12月3日、新型『ビターラ』(日本名:新型『エスクード』)の「S」グレードを、英国市場で発売した。
同車は9月、ドイツで開催されたフランクフルトモーターショー15で初公開。新型ビターラは2014年秋、パリモーターショー14でデビュー。小型のスタイリッシュSUVとして、ビターラが欧州で復活を果たした。
欧州仕様のエンジンは、ガソリンとディーゼルで、ともに1.6リットル直列4気筒。ガソリンは最大出力120ps、最大トルク15.9kgmを発生。ターボディーゼルは、最大出力120ps、最大トルク32.6kgmを引き出す。トランスミッションは、ガソリンが5速MTと6速AT。ディーゼルは6速MT。
Sグレードは、新型のデビューから1年が経過して、追加設定された最上級グレード。エンジンは、直噴1.4リットルガソリンターボ「ブースタージェット」を搭載し、パフォーマンスを追求。新型ビターラの前身となったコンセプトカー、『iV-4』の5 分割フロントグリルを採用する。
また、LEDヘッドライト、レザー&スウェード調シート、レーダーブレーキサポート、アダプティブクルーズコントロールなど、装備が充実。赤いアクセントも添えられた。ボディカラーは、ツートンを含む7色を用意した。
今回、このSグレードが、英国市場で発売。納車は2016年1月から開始される予定。新型ビターラはすでに英国において、5000台以上を販売しており、Sグレードの追加でさらなる販売増を目指す。
《text:森脇稔》