11月18日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー15。イタリアのフィアットブースの主役は、新型フィアット『124スパイダー』が務めた。
新型フィアット124スパイダーは、新型マツダ『ロードスター』がベースという点で注目できる1台。フィアットとマツダの協業プログラムによって生まれた。ただし、ボディはフィアットの専用デザイン。車台や内装は、新型ロードスターがベースとなる。
エンジンは、マツダ製ではなく、フィアットのオリジナル。1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「マルチエア」を搭載する。フィアットによると、このエンジンと後輪駆動方式の組み合わせは、初めてという。
このエンジンは、欧州仕様と北米仕様で、出力が異なる。欧州仕様の場合、最大出力は140hp、最大トルクは24.5kgm。一方、北米仕様では、最大出力が160hp、最大トルクは25.5kgm。北米仕様は欧州仕様に対して、20hp、1kgm上乗せされている。
また、トランスミッションは、欧州仕様では6速MTのみ。北米仕様では、6速MTと6速ATが設定されている。
《text:森脇稔》