「EICMA2015(ミラノショー)」がイタリア・ミラノにて開催中だが、ホンダが公開した『シティ・アドベンチャー・コンセプト』が面白い。
ホンダは「まったく新しいアドベンチャーモデルの提案」といい、「市街地でのライディングにもアドベンチャーのスピリットを取り入れた」としている。
「ホンダ独自のテクノロジーを進化させながら、ユーザーのより豊かなライフスタイルの方向性を提案する」という。
コンセプトモデルなので、実際に売られるどうかはわからないが、スクーターであるにも関わらずアドベンチャーモデルというのは新しい発想だ。
前後サスペンションのストロークは長く、フロントフォークには倒立式が与えられる。タイヤは悪路も想定したダートタイヤで、サイズは前輪が120/70R17、後輪は170/60R15。
ウインドスクリーンは走行状況によって最適化できるよう可変式となっており、両ハンドルグリップ部には腕を守るハンドガードも備えている。
普段はシティコミューターで、休日はちょっとしたダートを気軽に走る。そんなスクーター、たしかに今までなぜなかったのだろう、と思わせるコンセプトモデルだ。
《text:青木タカオ》