排ガス性能に関して、新たな不正が見つかったフォルクスワーゲングループ。同社がドイツの公式サイト上で公開している燃費やCO2排出量のデータについて、一時的に利用を控えるよう呼びかけている。
これは11月5日、フォルクスワーゲングループのドイツ公式サイトが明らかにしたもの。「現在公表しているCO2排出量や燃費のデータに、誤りがある可能性がある。この問題が解決するまで、データに誤りがある可能性を考慮してほしい」と説明している。
フォルクスワーゲングループは11月3日、「社内調査の結果、CO2(二酸化炭素)の排出量データに不整合性が見つかった。およそ80万台が対象になる」と発表していた。
フォルクスワーゲングループによると、最新のモデルが影響を受けるかどうか、確認を進めている段階という。
フォルクスワーゲングループは、「当局との協力により、可能な限り迅速に行動のさらなる過程を明確にし、CO2と燃費の正確なデータを明らかにするために、全力で取り組んでいる」とコメントしている。
《text:森脇稔》