自動車用ホイールの製造・販売を手がけるレイズは、「東京モーターショー2015」において、鍛造スポーツホイールのプロトタイプである、ボルクレーシング『G25 EDGE』を出展した。
G25 EDGEは2016年モデルのプロトタイプホイール。通常の『G25』に比べ、コンケイブの落ち込みを抑え、スポーク断面の厚さを強調している点が特徴だという。同社 営業本部の小関峰幸氏は「従来モデルに比べ、力強さをアピールでき、SUVや大型のセダンなど大型ボディの車に適している。スポークに厚みを与えることによって迫力も増しており、剛性の面でも有利になってくるだろう」と話す。
ブースには鍛造、鋳造の現行モデルの他に、WECに供給しているマグネシウム鍛造ホイールや、SUPER GTで使用されているアルミニウム鍛造ホイールなども参考出展されている。さらに、今年の夏に発表したボルクレーシング『G50』も展示。これまで展開してきたGシリーズの製品に比べ、レーシングテイストを抑えた細身の5本スポークで、スタイリッシュさを演出する。
小関氏によれば、G25 EDGEの市販モデルは「来年の東京オートサロンでデビューを予定しており、デリバリーは春頃になるのではないか」とのことだ。
《text:吉田 瑶子》