レクサスが日本で販売を開始してから今年で10年目となるが、東京モーターショーの会場にはフルモデルチェンジを果たしたクロスオーバーの『RX』を展示するとともに、ワールドプレミアとして同ブランドのフラッグシップモデルをイメージした燃料電池車の『LF-FC』を発表した。
LF-FCはトヨタブランドで販売している『MIRAI(ミライ)』をベースにした車両とみられるが、車体のデザインはLF-FCの方が大胆かつ押し出し感の強いデザインとなっており、「似ているようで似ていない」というのも特徴。
MIRAIは前輪駆動だが、LF-FCはAWDとなり、前輪には軽量のインホイールモーターを採用する。また、高出力のFCスタックとパワーコントロールユニットをエンジンコンパートメント内に配置するとともに、水素タンクをT字型に配置して最適な前後重量配分を実現することで、優れた操舵応答性を確保したとする。ステージ横には機器類の配置を示したモデルも置かれており、見えない部分までチェック可能だ。
《text:石田真一》