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ブリヂストン、使用済タイヤの全数リサイクル・リユースで3R推進協議会会長賞を受賞

自動車ニュース

トレッドの貼り替え作業全 4 枚写真をすべて見る

ブリヂストンタイヤリサイクルセンター大阪は、「平成27年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」において、「リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞」を受賞した。ブリヂストングループとしては、6年連続での受賞となる。

同賞は、循環型社会の形成に向け、3R(リデュース:廃棄物の発生抑制、リユース:再使用、リサイクル:再資源化)に率先して取り組み、継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている個人、グループ、学校、事業所、地方公共団体等を表彰するもの。

トレッド部分のゴムを付け替えることで再使用するリトレッドタイヤを使用することで、製造時に必要な石油資源を68%、原材料調達から廃棄までの過程で発生する温室効果ガスを35%削減できるという。

ブリヂストングループは、資源の有効活用をさらに推進するために、2013年7月にリトレッドタイヤ製造工場と廃タイヤ中間処理工場を集約し、2015年7月以降はブリヂストンタイヤリサイクルセンター大阪において、使用済みタイヤのリユース・リサイクルを推進している。

同社では使用済タイヤを回収し、全数リサイクル・リユースすることを実現している。リトレッド可能な使用済タイヤについてはすべてリトレッドし、リトレッド不能な使用済タイヤについては施設内で中間処理後、製紙工場や製鉄所で燃料としてサーマルリサイクル。2013年7月から2015年3月末時点までに、累計5万4338本のリトレッドと累計1万7003トンのサーマルリサイクルを実現した。

今回の受賞では、「使用済みタイヤの全数リユース/リサイクルモデルの実現」をテーマとしたこれらの取り組みが高く評価された。

《text:纐纈敏也@DAYS》

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