日産自動車と東風汽車の中国の合弁、東風日産は10月26日、中国市場において、新型車の『ラニア』(LANNIA)を発売した。
ラニアは2015年4月、上海モーターショー15で初公開。ラニアは、「中国人による中国人のための車」がコンセプト。オリジナルデザインは、北京のデザイン拠点、日産デザインチャイナの若手デザイナーが担当。そのほかの多くのプロセスにおいても、中国人が舵取り役となって開発が進められた。
外観は、中国人の嗜好に合わせたモデルであると同時に、Vモーショングリルや、ブーメラン型ヘッドランプ、キックアップされたCピラー、フローティングルーフなど、日産のグローバルデザインの特徴を採用。力強く、従来のセダンには無い個性的なルックスは、個性を重視する中国の若い世代にアピールするもの。
室内は、ダイナミックな外観に合わせて、モダンでドライバー中心のコックピットを表現。シートやトリム部分に使用した高品質でスポーティな素材などによって、モダンに仕上がっており、若い世代の個性的でファッショナブルなセンスに訴えかける。
パワートレインは、最新の1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンと、エレクトロニックCVTの組み合わせ。高出力と低燃費を追求した。なお、中国での価格は、10万5900元(約202万円)からと公表されている。
《text:森脇稔》