ダイヤトーンのニュースピーカー『DS-G500』の実力と魅力を探ろうと、全国の有力プロショップに話を聞いている当コーナー。4回目となる今回は、静岡県の人気ショップ・スーパーオートバックス浜松Beach Pineの大塚さんにご登場いただく。大塚さんは『DS-G500』を、どのように評価しているのだろうか…。
まずは、『DS-G50』、『DS-G20』についてお聞きした。
「当店ではNCV振動板のスピーカー(『DS-G50』と『DS-G20』)は人気スピーカーなんですよ。まず『DS-G50』が先に登場しましたが、最初から出来るだけ良いものを付けたい、というお客様におすすめしていましたね。中・高域の繊細さに特長があり、そこが人気の秘密でした。
その後に『DS-G20』が登場し、こちらは『DS-G50』以上の人気です。ナビとセットで購入して、価格的に丁度いいスピーカーですよね。それでいてコストパフォーマンスが高い。幅広い層に支持されています」
それに対して、『DS-G500』はどうなのだろうか。まずはファーストインプレッションからお聞きした。
「メーカーのデモカーで聴いたのが最初ですが、ぱっと聴いて、高域の艶を感じましたね。『DS-G50』の良いところがさらに良くなった、という印象を持ちました。低域については、パワー感が増した、というよりも、解像度が上がっていると感じました。よりリアルな音になっていますよね。素直に、良いスピーカーだと思いました。
そして、細かい話なのですが、見た目の高級感が上がりました。フレームがピアノブラック仕上げになっていたり、ロゴがちょっと大きくなってゴールド系のカラーになっていたり。15万円もするスピーカーですから、見た目の高級感が高いほうが所有するうれしさも上がると思うんです。ここは大事な部分ですよね」
さて、『DS-G500』は、どのようなユーザーにおすすめなのだろうか。
「まずは、『DS-G20』からのステップアップのお客様ですよね。『DS-G20』の音を気に入っている方にこそ、『DS-G500』はおすすめです。『DS-G20』と方向性は同じで、その上で良さが伸びているのですから、必ずや気に入っていただけると思います。まずはツイーターだけステップアップさせてもいいですね。それだけでもぐっと音質が向上しますよ。
そして、最初から出来るだけ良いものを、という方にも、今まで以上におすすめしていきたいですね」
次には、『DS-G500』を付けた後のステップアップについて、その攻略法をお聞きした。
「まずは、低域強化をご提案したいですね。どちらかと言うと低域が下まで伸びるタイプではないんです。だからこそ、低域を強化する効果は相当に大きいと思います。ただ、出ている部分に関しては質がいいですから、手軽にパワードサブウーファーを追加してみる、という作戦でも大きな効果が期待できると思います。もちろん、『SW-G50』等の本格ユニットを使えばさらに良いのですが、パワードでもある程度まで行けますね。
パワーアンプの追加も、もちろんおすすめです。振動板の強度が上がっていますので、パワーをかけた時にこそ違いがでます。つまりは、何をやってもいい、ということなのですが(笑)。やった分だけそれに応えてくれるスピーカーですね」
では、最後にまとめていただいた。
「当店ではデモボードにも入れてありますので、まずはお気軽に聴きに来ていただきたいですね。もっと高いスピーカーと聴き比べていただいて、それでも『DS-G500』がいいとおっしゃる方も少なくないですよ。満足度の高いスピーカーです。これを選んで後悔はないと思います」
『DS-G500』、確かな逸品であることは間違いなさそうだ。まだその音を聴いたことがないのなら、ぜひ、お近くのプロショップまで足を運んでみてほしい。浜松近郊の方なら、ぜひスーパーオートバックス浜松まで♪
《text:太田祥三》