LEXUS・GSハイブリッド
(オーナー:村上 弘さん)
by AUDIO.VISUAL.SECURITY FIST
カーオーディオ歴約15年というベテランの村上さん。このレクサスのシステムは、今年の春にスピーカーとアンプをバージョンアップさせて完成。使用ユニットは、ヘッドがカロッツェリアX・RS-D7XIII、プロセッサーが同・RS-P99X、パワーアンプには同・RS-A99X、同・RS-A09X(こちらを新搭載)を1台ずつ採用している。フロントスピーカーはディナウディオ・エソター2、サブウーファーにはダイヤトーン・SW-G50を採用している。オールジャンルで音楽を聴くので、ワイドレンジで滑らかな音を狙っているという。
さてその音だが、全体的にマイルドでウォーム。バランスもナチュラルでスムーズだ。中高域は緻密で、低域もしっかりしている。リッチで豊かなサウンドが楽しめた。
MAZDA・アクセラ
(オーナー:小林圭輔さん)
by ZEPT
丸3年かけて、愛車・アクセラのオーディオをここまでにしたという小林さん。現状のシステムが完成したのは今年の初夏だ。システムは、ヘッドユニットがカロッツェリア・DEH-P01、パワーアンプがカロッツェリアX・RS-A99X×2台、フロントスピーカーはカロッツェリアのPRSシリーズで3ウェイを構成している。サブウーファーにもPRSシリーズを採用しサウンドを統一。取り付けはあくまでもクルマとしての実用性重視、そして音優先で煮詰めてあるという。目指した音は、純粋なHi-Fiサウンド。オールマイティに聴けるようにしたかった、とのことだ。
実際に聴いてみると、まずタイトでかっちりとした低域が魅力的。全体的にきめ細かく情報量も豊富。ヌケも良く、余韻も美しかった。
TOYOTA・ウィンダム
(オーナー:佐藤宏樹さん)
by PIT TWO
学生の頃からハンドメイドでスピーカー交換やデッドニングをしていたという佐藤さん。ショップに通うようになったのは4年前からとのことだ。このウインダムで組んでいるシステムはビーウィズを主体としていて、ヘッドユニットがMM-1D、プロセッサーがSTATE BS04。パワーアンプはフロントスピーカー用として、R-107Sを4台、サブウーファー用としてカロッツェリア・PRS-D700を使用している。スピーカー群はすべて、ビーウィズ・アキュレートIIで統一している。S/Nが高いHi-Fiサウンドを追求し、特に女性ボーカルの高域の伸びも大切にしているとのこと。
その音は、中高域の厚みが印象的でボーカルに充実感がある。低域も低く重く、質の良い音だ。余韻の美しさも際立っていた。
Audi・S5
(オーナー:高山 光さん)
by サウンドステーション SOUND Wit
カーオーディオ歴は約6年という高山さん。3年前からこのアウディに乗っていて、現状のシステムが完成したのは半年前。ドアのスピーカー用にエンクロージャーを製作し、サウンドのバージョンアップを図ったとのことだ。使用しているユニットはすべてビーウィズ。ヘッドユニットがMM-1D、プロセッサーがAZ-1、パワーアンプにはA-110SIIを5台使用している。フロントスピーカーはコンフィデンスIIサンライズ、サブウーファーにはコンフィデンスを採用している。ピュアなHi-Fiサウンドを目指しているとのことだ。仲間に聴いてもらって「いいね」と言われることを励みにしているという。
その音は、とにかく上質。繊細で情報量が豊かだ。重く太く弾力感のある低域も魅力的だった。
VW・アウディTT
by サウンドステーション SOUND Wit
サウンドウィットのデモカーであるこちらのアウディTT。搭載しているシステムは、ヘッドがカロッツェリアX・RS-D7XIII、プロセッサーも同・RS-P99X、パワーアンプにはロックフォード・T600-4を2台採用。フロントスピーカーとサブウーファーにはモレルをチョイスしている。コンセプトは“遊べるクルマ”。楽しく聴けて、楽しく走れることを目指している。室内で聴く時はキレイなサウンドが楽しめて、イベントではギャラリーに元気なサウンドを聴かせられるように。そして、時にはサーキット走行も満喫しているとのことだ。
実際にサウンドを聴いてみると、モレルらしい温かみのある、柔らかなサウンドが堪能できた。高域が繊細で、全体的にもコクがあり豊潤な音。耳当たりの良さが光っていた。
《text:太田祥三》