#2: その2
VW パサート ハマダ カツヤさん by LEROY(ルロワ)
カスタムパーティー主催ショップであるルロワからエントリーした浜田さんのパサートが見た目から雰囲気を持っている1台。ソースユニットはcarrozzeria DEH-P01として、キッカーの2way+サブウーファーを同ブランドパワーアンプで駆動するシステムだ。ミッドバスがインナーでの取付なのだが、抜けの悪さもほとんど感じず揃った音色でステージが広がってくるのに驚いた。ブランドイメージからパンチの効いたサウンドかと思っていたのだが、素直に綺麗に音楽を紡ぎ出している。インナーバッフルクラスがあったなら確実に優勝争いが出来るクルマだと感じた。
TOYOTA プリウスα オオタケ ヒロユキさん by Beyond
群馬県のビヨンドからエントリーした大竹さんのプリウスαは大容量シールドエンクロージャーでミッドバスを鳴らすハイエンドシステム。ソースユニットはcarrozzeria X RS-D7Xlll+RS-P99X、フロント3way+サブウーファーは同ブランド最高峰RSシリーズで統一して、最新型パワーアンプRS-A09Xで駆動する。エンクロージャーの利点となる立ち上がりの速さは特筆モノ。繊細さと力強さも合わせ持ち美しく楽曲を正確にトレースしている。ここから更に音のメリハリが出てくれば更に上のレベルへ行けるであろうクルマであった。
TOYOTA ハリアー オオツキ マナブさん by カーオーディオクラブ
大阪府の人気店カーオーディオクラブからエントリーしたオオツキさんのハリアー。ソースユニットはcarrozzeria X RS-D7Xlll+RS-P99Xで緻密な調整を行い、同ブランド最高峰スピーカーであるRSシリーズの3way+サブウーファーをインストール。スピーカー群を駆動するパワーアンプはBEWITH A-110Sという組み合わせ。繊細で美しくステージを作り上げる音はサラリと耳に入ってきて刺さるところなく奏でられる。搭載ユニットの特性が発揮された高品位なクルマであった。
クライスラー 300C マス シンタロウさん by カスタマイズファクトリーNACKS
カスタムオーディオで全国トップレベルの実力を持つ埼玉県のナックスからエントリーしたマスさんのクライスラー300Cは各地イベントで特に目立っている有名車両。今回はトランクオーディオをリニューアルしてエントリーしていた。見た目のインパクトが強烈なのだが、細かい部分のクォリティーも非常に高い。ポイントを押さえた塗装にラインの美しさも考えられた造形は非の打ち所がないレベル。リニューアルされたトランクオーディオ部分は空気を震わせるような鳴りっぷり。今の時点でコンプリートと言えるクルマであるが、この先も期待せざるを得ないクルマであった。
TOYOTA エスティマ イマナカ ユウスケさん by サウンドステーション ウイニング
滋賀県の名店ウイニングからエントリーした今中さんのエスティマ。ソースユニットはグローブボックスに設置されたcarrozzeria DEH-P01、センターコンソールのナビはワンオフのフェイスパネルを製作して取り付けしている。FOCALの3wayにコンソール下に設置されたサブウーファーSW-G50をcarrozzeria RS-A99Xで駆動するシステム。バランスの整った音場でスピード感を感じる高品位なサウンド。トーンバランスも良く立体的に音楽を描き出しているクルマであった。
MITSUBISHI i キムラ カズナリさん by カーブティック ボーン・トゥ・ラン
入門システムからハイエンドシステムまでハイレベルに仕上げてくれる滋賀県のボーントゥランからエントリーした木村さんのセカンドカーであるアイ。ソースユニットはcarrozzeria DEH-P970、BEWITHの入門スピーカーであるBE-FITをダッシュボード奥とドアにアウターでインストールし、同ブランドのパワーアンプであるR-107S 722S4機で駆動するマルチシステムを搭載している。SW無しのシステムなのだが、無理にミッドバスを鳴らさずクォリティーの保てる帯域までをしっかりと鳴らしているのに好感が持てるクルマであった。
《text:藤澤純一》