豪快なカスタム・オーディオマシンを紹介している当コーナー。
今週も先週から引き続き、茨城の名店・サウンドウェーブ製作のエクシーガを紹介していく。今回クローズアップするのは、フロントのカスタムとサウンドシステム。良い音を実現するための配慮が十二分に注入されているこのクルマ。参考になること間違いナシ♪
“良い音”のためにできることをすべてやるそしてそれが、“機能美”を生む♪
では早速、オーディオシステムを解説していこう。
ヘッドユニットはアルパイン・IVA-D310。インダッシュモニターを装備したAVヘッドユニットだ。それに組み合わせるDSPは、同じくアルパイン・PXA-H701。ステレオ、5.1chの両方に対応したプロセッサーの名機。
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純正ナビ+AVヘッドユニット、さらにはセンタースピーカーやバイザーモニターなどなど、メカ満載で近未来的な雰囲気を醸し出すコクピット。ちなみに、純正ナビはAVヘッドに接続してあり、地デジやラジオもオーディオシステムで楽しめるようになっている。
そしてフロントスピーカーは、ロックフォード・J5。それを駆動するパワーアンプは、同じくロックフォード・T600-2、と同・T600-4。よりパワーのある2chモデルでフロント3ウェイのミッドウーファーを鳴らし、4chモデルでミッドレンジとツイーターを鳴らすというマルチアンプシステムを構築している。
サブウーファーは、MTXの12インチ・スクエアモデル。それを鳴らすパワーアンプもMTX。5.1chシステムに関しては、センタースピーカー、リアサラウンドスピーカー、さらにはそれらを鳴らすパワーアンプもすべてMTXで固めている。
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「音と見た目の両方に惹かれてJ5をチョイスした」とはオーナーの弁。ユニット自体のカッコ良さをフィーチャーしながら、スタイリッシュに取り付けがされている。ピラーにブランドロゴを入れるなどの装飾も加え、デザイン性をさらにブースト。
さて、このシステムでどのようなサウンドを狙っているのかと言うと…。
ステレオシステムにおけるサウンドコンセプトは、ズバリ、『Hi-Fi』。オーナーのコダワリを具体的に挙げると、まずは“素直な音”、その上で“臨場感”重視、さらには“帯域バランス”も大切にしたという。
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「音と見た目の両方に惹かれてJ5をチョイスした」とはオーナーの弁。ユニット自体のカッコ良さをフィーチャーしながら、スタイリッシュに取り付けがされている。ピラーにブランドロゴを入れるなどの装飾も加え、デザイン性をさらにブースト。
このようなオーダーを受けたサウンドウェーブは、それを最大限実現すべく、入念にインストールを敢行! まず気を付けた点は、ツイーターとミッドレンジの取り付け位置。仮組みで音を鳴らしながらさまざまなケースを試した上で、ツイーターをドアミラー裏に、ミッドレンジをピラーに設置することを決定。
そして、取り付け方にもこだわった。ポイントは“面を揃えた”こと。リスナーから見て、距離と角度を揃えたのだ。物理的に、出来るだけステレオ再生環境を整えておこうとする考え方だ。
さらにはミッドウーファーも、可能な限り上に向けて取り付けてある。インストールの段階で“良い音”のためにできることが、徹底的に施されているのである。
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センタースピーカーにはMTXを採用。プロセッサーの表示部はオーバーヘッドコンソールにセット。それらの取り付けも純正とのマッチングが重視され、比較的シンプルにセットされている。しかし、至ってクールな仕上がり感。純正ナビもしっかりと活用しているあたりも“欲張り仕様”。最後はオーナーの大高さん。カーオーディオを存分にエンジョイ中♪
これらの“良い音へのこだわり”は、音以外の部分でも良い結果をもたらした。それは、“機能美”。ミッドウーファーの佇まいなど独特の雰囲気。上向きにしたことで、アウターバッフルのデザインも有機的になった。ツイーターとミッドレンジも至ってクール。それぞれ取り付け場所が異なるので、フィニッシュ方法もレザーとエクセーヌというように換えてあるが、2つが近接した時の一体感は抜群だ。ひとえに、面を揃えたことの効果だと言える。
音と見た目の両方を望むオーナーに、最高の結果を示して見せたサウンドウェーブ。つくづく“流石”である。
さてこのエクシーガ。2014年のサウンドコンペ・シーンでの活躍必至! 要注目♪
《text:太田祥三》