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【ティーダ】Mycar-lifeデモカー企画 #9: 四国エキサイトジャムのリベンジなるか!?

カーオーディオデモカー製作記

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Mycar-lifeデモカーでサウンドコンテストに参戦して、初の入賞圏外という結果に終わった四国エキサイトジャム。参戦前から分かっていた欠点の修正はもちろんのこと、更にレベルアップを果たすために新たな製品を導入してみた。


高品位なケーブルを販売して確固たる地位を確立しているM & Mデザイン。発売が遅れていた電源ケーブルが完成したとの知らせを受けて早速導入を決断。パワーアンプにはバッテリーから直接引く形を取り4Gを12m、ヘッドユニット用には8Gを6m使用する。電源ケーブルで音が変わるのか? と思っているユーザーさんも多いと思うが、オーディオ機器が電気で動いている以上は適正値の電力とノイズ混入の少なさが音に大きく影響してくるので、銅線の善し悪しや銅線の撚り方と構造、シースーの素材など色々な違いが音に影響する。高いケーブルほどより多くの手数が入っているが、手数が入れば良いというものでもない。適切な素材・構造を使って作られたケーブルこそ選ぶべきケーブルなのだ。調整前の状態で聴いても違いは大きく出ていた。音の土台がしっかりとして、特に中低域にしっかりとした芯が入り表現力が増している。全体的な音数も増えてしっかりとした厚みが出る。電源ケーブルを換えてここまで良い方向に違いが出れば大満足! その後はQUANTUM土屋氏に自分なりの意見も含めて調整してもらった。


参戦したまいど大阪 秋の車音祭は全国的に見ても非常にレベルの高いクルマがエントリーすることで有名なイベント。評論家 小原氏に審査してもらうエキスパートとユニット価格別となるサウンドCクラスにエントリー。取材の合間を縫って審査してもらった方々のコメントをもらう。


評論家 小原氏

『ん~…悪くは無い。でも中低域が厚すぎで下半身デブな感じ。もうちょっとバランスを考えた方がいいね。』

ルロワ 小山氏

『普通にいい。減点する所は特に無いんだけど、加点する部分も無い(笑) 光る何かが欲しいけど、光っているのは藤澤氏の頭だけでクルマの音は光ってないんだよねぇ~』

ウェイブトゥーポート 山本氏

『課題曲を考えると出したい気持ちは凄く分かる。でも中低域が厚すぎて解像感が薄れていると思う。基本的なポテンシャルは高いのは分かるので…もっと煮詰めましょう(笑)』

ケーブルを換えてあまりに気持ちよく中低域が鳴っていたので調子に乗った結果がこれ。コンテストって本当に難しいです。しかし基本的な部分はしっかりと押さえていたので定位・位相の狂いは無しとの評価をもらい、結果的には価格帯別サウンドCクラスで5位に入賞出来た。


そして今年のカーオーディオコンテスト最終戦、アルティメット広島へ。まいど大阪で指摘された部分を考慮しつつ、光る何かを見つけようとかなりの時間費やして調整してもらいました。かといってQUANTUM土屋氏に任せっきりではなく、自分なりに課題曲を聴き込んで表現したい部分を細かく伝えている。イベント当日はエントリー車両が多いために10時開会式のところ、9時から診査開始との知らせを受けて8時半に会場に到着。そこでHi-Fiカーオーディオ業界の大御所、AV関西 岩元氏とジパング 道祖尾氏がMycar-lifeデモカーを聴きに来てくれた。


AV関西 岩元氏

『…遠い所大変だったなぁ。コンテストは気にせず仕事頑張ってなぁ~』

ジパング 道祖尾氏

『今まで何回か聴いてるけど…今回かなり厳しくない? 四国の方がノイズはあったけど全然良かったでしょ。』

清々しいぐらいに遠慮のない辛口コメントをもらう事に成功。開会式前から気分はとっても地面を這いつくばる状況が出来上がりました。お二人なりのアドバイスをたくさんもらい、なるほどなぁと思える事が多々あったのは収穫。エントリーしたのは評論家 小原氏と潮氏が審査する審査員クラスと、小原氏が審査する小原クラス。取材を後回しにして両先生のコメントを聞いた。


評論家 小原氏

『うん、大阪の時より全然良いね。位相・定位は完璧に近い。細かい部分は…P01だと限界なのかもね。ユニット価格を考えたらかなり良く出来たシステムだと思うよ。』

評論家 潮氏

『基本的な部分は素晴らしいね。位相・定位・トーンバランス、どこも欠点が見当たらない。ここにもうちょっと解像感が加われば相当なレベルになると思うよ。』

評価としては良い方向に言ってもらえたので期待は持てる。ただ、エントリー車両を見るとcarrozzeria X RS-D7Xlll+RS-P99X搭載車両がほとんどで、ユニットの能力的には数段見劣りしてしまうのが実情。少しの期待を持ちながら取材をしていると、先に評論家クラス入賞車両の発表がありその時点では何位なのかは分からないのだが見事Mycar-lifeデモカーも呼ばれた。最終的には評論家クラス5位、小原クラス4位という結果。結果が出て喜べる、やっぱりコンテストは楽しい。

《text:藤澤純一》

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