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【ティーダ】Mycar-lifeデモカー企画 #13: サブウーファー装着編

カーオーディオデモカー製作記

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先日エントリーした百万石サウンドミーティングで見事に3部門制覇を果たしたMycar-lifeデモカーのティーダ。

しかしフロント3wayの限界を感じたのも事実。審査員の方々に一番言われたのが『低域不足』ということでサブウーファー無しの状態ではこれ以上の高音質化は厳しくなる。エージングの時間を考えればそろそろリミットか? と言うことでデモカー製作を行ってくれているサウンドステーション QUANTUMにてサブウーファー設置を行った。


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サブウーファーの設置場所はラゲッジのスペアタイヤ収納部分。クルマにはスプレー式のパンク修理材を常備しているので特にスペアタイヤの必要性はない。なのでこの部分を利用してフラットなインストールを考えてもらった。装着するサブウーファーはcarrozzeriaフラッグシップサブウーファーTS-W1000RSをチョイスしている。


ウーファーBOXの詳細は企業秘密と言うことで詳しく公開出来ない。そこで土屋氏にウーファーBOXを作成する時の重要項目を聞いてみると『容量』『強度』『拡散』という単語が出てきた。まずサブウーファーには推奨されるBOX容量というものがあり、今回使用したTS-W1000RSは17~25リットルが推奨容量となっている。その中で最適にサブウーファーが駆動出来る容量を探し出し、しっかりとした設計のもと作成するそうだ。だが容量が確保されていれば良いというモノでは無いらしく、それに加えて振動の拡散と振動に耐えうる強度の確保が重要だそうだ。


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出来上がったBOXを設置する作業に入るのだが、今回は珍しい方法でウーファーBOXを固定することを選んだ。鉄板とウーファーBOXの接地部分は4カ所、通常は鉄板を貫通させるネジ止めか強力な接着剤系のモノを使うそうだが今回は発泡ウレタンを流し込み固定する方法を選んだ。本来の設置方法であれば隙間にニードルやスポンジなどで隙間を埋める方法が多いが、発泡ウレタンで固定を行えば制振・吸音も行えるのでは? という思いつきから行ったもの。その経緯はMycar-life編集部ブログで見て欲しい。


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発泡ウレタンが完全硬化した後にパネルの製作を行う。元々使っていた上蓋をかたどってMDFで作成し、ウーファー部分をくり抜いてベースが出来上がる。


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単純なフラットじゃ普通すぎて面白く無いという土屋氏がラインを掘ってアクセントをつけてくれた。こういった部分もさすがはプロのセンスだと感心する。仕上げにモケット生地を貼って完成する。実際に装着するとアクセントが効いて見栄え良い仕上がりに大満足! 音が出るのがどんどん楽しみになってくる。


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サブウーファー用のパワーアンプは現在は生産終了となってしまったがPRS-D8200をチョイス。スピーカーケーブルはこれまで好結果をもたらしているハイコストパフォーマンスケーブルのTCHENOV Cuprum Original Two SC。そしてRCAケーブルに試作品として数量限定販売されたM & MデザインのRCAケーブルを採用。パワーアンプは助手席下に接地することとなった。

最後に調整を行って全ての作業が終了。実際にその音を確かめると伸びきっていなかった低域が出てきたのは当然なのだが、空気感の違いに驚いた。今までは透明感溢れる明るい感じだたのだが、言葉では言い表しにくいが…落ち着きというか、音の残像を感じる。ただ新品のサブウーファーなので少々モッタリとした印象があるのは否めない。これはエージングを進めていけば解決されるであろう。今後がとても楽しみな状態に仕上がったと思う。

今週末に群馬県で行われるカーオーディオ & ドレスアップイベント『SFD』にエントリーしているのでお近くのユーザーは是非聴きに来て欲しい。

《text:藤澤純一》

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