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【ティーダ】Mycar-lifeデモカー企画 #4: Aピラー加工編

カーオーディオデモカー製作記

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※先に行われたドア加工はMycar-lifeブログで掲載中! ぜひご覧ください♪

ドア加工が完了すると、トゥイーターを埋め込むAピラーの加工に取りかかる。まずは実際にトゥイーターをAピラーに当ててみて取り付ける位置をじっくりと確認。高音質化を目指すにはやはり位置と角度が非常に重要なので、土屋氏も真剣に位置合わせを行っていた。


今回の取り付けではNewRSを取り付ける際のマストアイテムとなりつつある真鍮製のリングも同時に取り付ける。これはトゥイーターの表面積を増やすことで高音質化出来るアイテムだ。後から装着すると、ピラー加工を再度やり直さなくてはいけないので、無駄の無いステップアップを目指すというコンセプト通りに予算内で最初に取り付けた。トゥイーターを固定するMDFのリングと合わせてみると若干の隙間が出来るが、仕上げのレザー厚を考えた設計。最初から考え尽くされたアイテムなのだ。


(サムネールはクリックで拡大。拡大後は写真右側クリックで進む:左側クリックで戻る)




実際の加工が始まった。最初にピラーの表面をグラインダーとヤスリで削っていき、ボンドがしっかりと着くように足付けを行う。これを怠ると貼ったレザーが剥がれやすくなるので念入りに行っていた。削り終えると実際にトゥイーターをマウントする部分に穴を開けてピラーをクルマに戻して最終チェック。リングを片手に開けた穴に合わせて角度を調整しているように見えるが…うん、目分量ですね。今まで取材してきた経験だと、メジャーやレーザーなどを使って角度を合わせるショップが多かったのだが土屋氏は微妙に角度を変えながら左右のバランスを取っている。

『目分量で大丈夫かって? 黙って見ていなさい! 完成すれば分かるから。』

そして左右のピラーにベースとなるMDFのリングを固定してパテ盛りが始まった。


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パテを盛って乾く前に完成形に近い形までヘラを使って成型し、乾いたらヤスリで削っていく作業が繰り返される。細かい部分は紙ヤスリで削り左右対称な形にしてレザー貼り。今回は車室内の雰囲気に合わせてベージュのアルカンターラを貼って貰った。


さて、先ほどの目分量だが実際に完成したAピラーを並べてみると同じ形の同じ角度になっていることに驚く。

『だから大丈夫だって言ったでしょ? 店によっては計測するのかも知れないけど、僕は目で見て分かるから(笑)』

目分量という言葉で表すと凄く曖昧な言葉になってしまうが、土屋氏の目分量は精度が違うのだろう。藤澤には考えられない事だったが…結果がそれを証明していた。


実際にピラーへのトゥイーター取り付け開始! 配線を繋ぎ真鍮リングと一緒にピラーへセットされていく。その作業を見ていると自分のテンションが上がっている事に気づくのだが、ピラー加工をしたことあるユーザーには分かってもらえるはず。やはりピラーに埋め込むとカッコいいしカーオーディオやってます! 的な雰囲気になる。そして完成したピラーを眺めてウットリすること数分。ハッと我に返り実際このシステムでどのような音が出てくるのか? 期待と不安を抱えながら再生してみた。


出音1発目から純正状態との違いに感動! 音のクリア感や肉厚さは段違い、そしてその音は最初に予想していたよりも何倍も上回る結果となっていた。非力な内蔵アンプの純正ナビではあるが、1000RSは見事に音楽性をもって再生している。やはりこのスピーカーはただ者では無かった。聴いているうちに不思議だなと思ったのは純正ナビにはデジタル補正が無いのにステージの広がりや、ある程度の定位がしっかりと出ている。そこを土屋氏に聞いてみた。

『まず音が良いのは製品の良さ(笑)やっぱり1000RSって凄いスピーカーだからね。それと自画自賛じゃ無いけど、そのスピーカーの性能を発揮できる取り付けが重要。低域までしっかりと出てるでしょ? 予算の中で最適なバッフルとデッドニングをやれば良い音は出来上がるんだよ。で、取り付けがしっかりしていれば広がりや定位も出る。アナログ部分で突きつめられる部分はしっかりとやらないとね。今はデジタル補正が全盛だけど、それを活かせるのはちゃんとした取り付けが出来ていて初めて活用できるもの。悪い取り付けをしておいてデジタルで誤魔化すのはすぐに破綻するし限界値が低いんだよねぇ。』

なるほど、としか思えないお話。良い音を作るのに独自の理論があるのはいいが物理の法則は絶対な訳でそこは確実に突きつめないといけない部分。それを踏まえての独自理論がショップごとの個性となる。ショップ選びの重要性を再認識させられる結果であった。

クルマが完成すると悪い虫が疼くもの。イベント・コンテスト好きな藤澤は4月8日(日)に愛知県蒲郡市で開催されるカスタムパーティーにサウンドDクラスへエントリーしました! 結果は二の次。参加して楽しむのが目的ですから(笑) イベント当日は実際に聴きたい人が自由に聴けるようにMycar-lifeデモカーを出来るだけ開放しておきます! そして試聴しにきてくれてその場に藤澤がいた場合には…粗品をプレゼント♪ 純正ナビ+1000RSパッシブ仕様がアリなのか!? と思うユーザーお待ちしています! 確実に驚く結果となりますよ(笑)

『エントリーするならもうちょいアナログ的に調整しようかぁ~。でもここはサイトに載せちゃダメだよ(笑)』

そんなこんなで更に変化を遂げながら夜が更けていくのでありました。。。

《text:藤澤純一》

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