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【プロショップ訪問記】antiphon<サウンドステーション アンティフォン>(石川県): コンポーネントの性能を発揮 ダイナミックかつ繊細な音色を奏でる

カーオーディオショップ訪問記

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【antiphon<サウンドステーション アンティフォン>(石川県)】コンポーネントの性能を発揮 ダイナミックかつ繊細な音色を奏でる

北陸自動車道・金沢西IC(下り出口)から約5分。サウンドステーション「アンティフォン」をご紹介しよう。同店は2000年の秋、石川県金沢市に誕生。カーオーディオ、ホーム & シアターの楽しさをカタチにしてくれるエクセレントなショップである。





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店内に入るとカーオーディオコーナーをはじめ、本格的シアタールーム(視聴室)を完備。代表の松居氏は若い頃から音楽マニアであると同時にコンサートホールやブライダルハウスの音響設計、コンサートPAなどの専門職に従事し、数々のステージに携わってきた。

現在、音・映像・照明による住宅空間の施工など、トータルなプロデュースを手がける一方、カーオーディオの素晴らしさを伝えている。常にクルマというリスニングスペースを考察。特に音場を捉えたサウンドに注力し、デジタルプロセッサー搭載システムが多い。そのルーツはパイオニアカーサウンドコンテストに積極的に参加したことから始まったという。カロッツェリアXデジタル & アナログクラスやカーシアタークラスなど各部門で優勝、上位入賞を獲得。輝かしい実績を積み重ねている。





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ニューデモカーのシステムをご説明しよう。アウディS4アバントはダイヤトーンの最高峰、DS-SA1スピーカーをセレクト。核となるコンポーネントはカロッツェリアXシリーズを採用。リアラゲッジを覗くと床部にRS-A99Xを2枚。パワーアンプのセンター部にあるのはヘリックスのパワーステーションと呼ばれる安定化電源である。写真には写ってはいないがサブウーファー用のパワーアンプ、キッカーIX1000.1が搭載されていて右サイドウォールパネルに埋め込まれたソロバリックモデルSBL7をドライブ。スモールエンクロージャー方式となっておりコンパクトに纏められた好例のインストールといえる。またカバーボードを被せればフルフラットになる。総じて純正の質感と機能性を重視した工夫が施されている。サウンドはダイヤトーンDS-SA1を採用したことで繊細かつダイナミックな音場を展開。特にトゥイーターの威力は他のスピーカーでは得られない独壇場の広がりと説得力のあるもので、見通しがよく歌声は艶やかな音色で心地よいものだ。


最後に来るべきカーオーディオの方向性を尋ねてみた。近年オーディオ環境は大量高密度データを瞬時に転送できるネットワーク、CDのクオリティを凌駕するハイレゾリューション音楽再生へとさらに進化を遂げている。サンプリングレート44.1kHz/16ビットという一般的なものから96kHz/24ビットさらに192kHz/24ビットなどの高精彩な音源を車内で実現したいという願いからだ。PCデジタルファイルを使いこなす昨今、現状に満足するのではなく、さらに高みへと触手を伸ばす。フロントビューの向こうには新しいカーオーディオの楽しさが見えてきそうだ。近いうちにぜひ実現してほしい。

《text:永松巌》

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