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【プロショップ訪問記 #特別編】Car Audio Club<カーオーディオクラブ>(大阪府): カーシアター6.1chを愉しむ!

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システムの紹介

グッと涼しくなって、もう目の前まで秋が来てると感じる今日この頃ですね。

新たな企画第一弾として、専門ショップならではのワザを知ってほしいという思いから、モノの選び、製作行程(クラフト)、インプレッション至るまで、4週間にわたり、ひとつのクルマを追ってレポートします。ご協力いただいたショップは、大阪北摂地区、高槻市にお店を構えるカーオーディオの専門店「カーオーディオクラブ」さんです。スタッフは4名。メンバー全員がインストーラーであり、ハイファイ&シアター、ナビゲーション、次世代メディアまで詳しく、オーディオに最適な音創り、クルマならではの楽しい空間を提案してくれます。ご紹介しましょう。



カーオーディオクラブ店内風景

早速、クルマ好きシアター好きのスタッフの分銅さんに今回のお客さんのことを尋ねてみた。ビッグなレジアスエース(ハイエースの兄弟分)にお乗りの宮本さんは、以前乗っていたステップワゴンから今回、システムの乗せかえとシステムアップを決意。レジアスエース購入動機は、趣味であるスノーボードに行く時、ボードの搭載や広いラゲッジ(フラットなベッド)スペースで仮眠できるという内容からだという。宮本さんが、カーシアターをするきっかけとなったのは、お父さんが、ホームシアターとホームオーディオが、好きという環境で育ったから。なら、自分は愛車でカーシアターとハイファイオーディオの双方を楽しみたいと思い「カーオーディオクラブ」さんに相談したことからはじまる。


TOYOTA REGIUS ACE
宮本健史さんのシアターラインアップ


ステップワゴンから乗せかえのシステム

ヘッドユニット:carrozzeria AVH-P90DVA

ナビゲーション:carrozzeria AVIC-H009

パワーアンプ:carrozzeria RS-A70X

(F)スピーカー:carrozzeria TS-T1RS(トゥイーター)

(F)スピーカー:carrozzeria TS-M1RS(ミッドバスレンジ)

(F)スピーカー:carrozzeria TS-CX7(センター)

(R)スピーカー:carrozzeria TS-STX99(リアフィル)

(R)スピーカー:carrozzeria TS-STX99(リアフィル・センター)

新たに購入したもの

サブウーファー:Velodyne SPL-1000

電源レギュレータ:Bewith R-70A

フリップダウンモニター:ALPINE TMX-R1100

iPodアダプター:carrozzeria CD-1B10

その他、7インチミラーモニター、セキュリティ、ケーブル、制振材、部材等。



オーナーの宮本健史さんにシステムとインストレーションの流れを説明するスタッフの分銅剛さん

さて、お客様のクルマを預かり、取付けをする前に搭載するモノが適切に装着できるのかという確認をする。第一回目は、ビフォー(装着前)の写真を添付。各箇所の装着、デザインと最終仕上がりはインストーラーにとって重要な仕事となる。ただ取付けましたでは完結しないのがカーオーディオ。先ずは、お客さんのクルマを観察することからはじまる。






代表 高橋氏からのメッセージ

カーオーディオの楽しさは、人それぞれの主観も入るでしょうが、カーオーディオを送り出す私たちインストーラーの思いは真剣です。シアターを含め、カーオーディオの音作りは、確実な取付けと調整、試聴が大切なんです。せっかく高価なモノを購入して頂いても、そのモノを発揮させる技術があってこそ、成り立つ世界。最後まで、手を抜くことは出来ませんし、クルマをお渡した後の点検、調整も欠かせません。ピュアサウンドを望むユーザーもシアターを望むユーザーも、モノについての思いがあるはずですね。お客さんとしっかり対話し、希望に応えるサウンド、ヴィジュアル、インストールデザイン等、快適なカーオーディオを提案、創造します。


インストレーションその1





ショップからの助言…

DVDビデオ、ホームシアターの普及とともにカーシアターを楽しむユーザーも増えてきました。2chオーディオ(ステレオ)ではない、臨場感、迫力、リアル感がありますね。映像の美しさはもちろん、多数のスピーカーから成る音の醍醐味は、一度手に入れる元とには戻れません。ドルビーデジタルやdtsに代表されるサラウンドDVDソフトには、5.1chの信号が含まれており、前後左右の4つのスピーカーに加え、主にセリフ用のセンタースピーカー(5ch)と、低音を再生する(0.1ch)が記録されています。(カーオーディオクラブ代表 高橋氏)

*補足:6.1ch仕様は、リアセンター(バッグサラウンド[RC])があり、5.1ch音声データのリア音声にエンコード(マトリック)処理がされた音を再生。 さて、カーシアターを構築する場合、専用のプロセッサーが必要となりますが、最近では5.1chプロセッサー内蔵のナビゲーションも各社から発売されていますので、ライトなシステムアップ(センタースピーカー&パワードサブウーファーの追加)から始めることができます。ホームでは、シアター5.1chを楽しむことは、以前よりスタンダードになってきた感がありますが、ボリュームを上げて楽しむユーザーはほんの一握りだけではないでしょうか。クルマなら休みの時間に、好きな映画やミュージックDVDを十分な音量で楽しむことができます。多くの人にカーシアターの醍醐味を知ってほしいです。


インストレーションその2




レジアスエースのシステムもう一度、確認してみよう




クリックで拡大します。



ショップからの助言(その2)

カーシアターは、ホームシアターと違って、スペースに制限があるので、各スピーカーの取り付け場所はもちろん、ヘッドユニット、パワーアンプ等の取り付け場所も限られてきますね。安全かつ機能的な取り付けを行うことが大前提で、次にインテリアに相応しい仕上がりとすることが、専門ショップの腕の見せ所ではないでしょうか。再生面では、ドライバーを中心としたプログラムを実行します。ドライバーポジション(リスナー視聴位置)は、右もしくは左ですので、プロセッサー機能を駆使して、タイムアライメント(位相)や、イコライザー等の調整は欠かせません。専用のツール(測定器)を使ったり、シアター専用のテストDVDで視聴チェックも行います。2chオーディオも奥が深いですが、さらにシアターは奥が深い!それだけ楽しみも倍増と言えるでしょう。

さて、第四週にわたって、6.1chカーシアターシステム特集も最終楽章となりました。第一回では、インストーラーの取り付け検証(ビフォー)からはじまり、#2インストレーションがはじまる~そして、先週の#3アンプ&サブウーファーを取り付け編と、長い行程を踏んで、ようやくレジアスエース6.1chカーシアターが完成です。宮本さんが、念願のレジアスエースを購入して、ステップワゴンで使っていたモノと新たに購入したモノを含めるとその商品点数は、15アイテム以上となります。以前のステップワゴンから大きく異なるの点は、車内モニター(フリップダウンモニター)設置とヴェロダイン・サブウーファーの搭載、iPodアダプターの購入などです。 それでは、完成写真をご覧下さい。



カーオーディオクラブ店内風景



製作完成




カーオーディオクラブ・宮本さんのお薦めDVDディスク!




  • Triooin'Channel / BENNIE K


    シンガーとラッパーの女性2人組BENNIE KのLIVE DVDです。ジャパニーズラップの元気のよいサウンドを車で楽しめるお勧めDVDです。


  • LIVE IN TEXAS / LINKIN PARK


    アメリカのロックグループLINKIN PARKのLIVE DVDです。カーシアターの醍醐味のライブ感!ライブ会場にいるような雰囲気になれます。


  • COMPLETE MUSIC VIDEO COLLECTION / THE OFFSPRING


    アメリカのロックグループTHE OFFSPRINGのVIDEOCLIP集です。車の中でヴォリュームを上げてガンガンに聞けるロックテイスト抜群のサウンドです。


  • SPACE OF HIP-POP NAMIE AMURO TOUR 2005 / 安室奈美恵


    安室奈美恵のLIVE DVDです。5.1chサラウンドでLIVEの迫力を感じ取ることができます。観客の中にまぎれて観ているような感覚になれば最高です!



ショップからの助言(その3)

担当スタップが、各部の仕上がり、動作点検、テストDVDでの音調整等を済ませ、納車となった訳ですが、宮本さんのリクエストを叶える、スノーボードのスペースの確保、仮眠するベットをそのままにして、パワーアンプ&サブウーファーの取り付け等、はじめのプランの通り、最後までスマートに施工ができました。特にマルチシステムやシアターシステムは大掛りなので、取り付ける前の考察とプランが大切です。さて、宮本さんは、日頃、ロックやPOPSを良く鑑賞するということで、音質の面でシャープな音調整を施しました。楽器や歌声の輪郭を曖昧にしない方向で、フォーカスを整え、リアルな音場を目指しました。DVDの視聴では、言葉では表現しづらいのですが、ヴェロダインのウーファーを搭載したことで、超低域の再現能力だけでなく、低音自体も締まり、その上の音楽の見通しが良くなりました。映画の効果音は、迫真のプレゼンスです。 この場を借りて 宮本さん、マイカーライフ「カー6.1chを愉しむ」取材ご協力ありがとうございました。

《text:永松巌》

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